職場いじめのでっち上げで懲戒処分を受けたときの対処法

私のために誰かのためにシェアする

あ~あ~…なんでこんなことになっちゃったんだろ…
アバター画像
あら…みなさんこんにちは…『まにゃったん』です…え?…何をそんなに落ち込んでるのかって?…
アバター画像
実はね…会社の後輩が「まにゃったんさんにいじめられた」って上司に相談したみたいで、上司から「会議で君をグループリーダーから降格させることに決まったから…」って言われちゃってて…
アバター画像
でもね…わたし後輩をいじめてなんかないんだよ…ただその後輩が普通の柱で爪とぎしてたから「麻のロープが巻きつけてあるとこでしか爪とぎしちゃだめだよ」って注意したんだけど、それが気に食わなかったみたいで…上司に「まにゃったん先輩から早く辞めろって言われていじめられてる」って泣きながら相談したらしくって…
アバター画像
せっかく仕事頑張ってグループリーダーにしてもらったのに、このままじゃ「職場いじめのでっちあげ」でまた平社員にもどされちゃうよ~…
アバター画像

【職場いじめの冤罪で懲戒処分の対象にされてしまうケース】

会社で働いていると、ごく稀に、実際にはイジメの事実は存在しないにもかかわらず「○○さんから職場いじめを受けた」と会社に申告し、自分が気に入らない同僚や先輩、上司などに降格や減給、配置転換など不利益な処分を与えようとたくらむ不当な輩に遭遇することがあります。

このようないわゆる「職場いじめのでっちあげ」は許される行為ではもちろんありませんが、そのような輩が少なからずいるのが現実社会ですので、自分がそのような「職場いじめのでっちあげ」に巻き込まれてしまった場合に具体的にどのような対処をとればよいかといった点を理解しておくことも最低限必要です。

では、実際に同僚や部下などから「職場いじめ」の虚偽の申告が会社になされたことによって自分が「職場いじめの加害者」として懲戒処分の対象にされてしまっている場合、具体的にどのような対処をとればよいのでしょうか?

広告

プロローグ

アバター画像
ローソクだ~せ~だ~せ~よ~だ~さ~ないと~かっちゃくぞ~おま~け~に~…
あっ!その声は…トルティーヤ先生!!
アバター画像
アバター画像
ん?…もう来たのか?…まだお菓子買ってきてねーぞ…今年はえらく早えーんだな…
トルティーヤ先生、ちょうどよかった…あのね、会社で部下の猫が私にいじめられたって嘘の申告をしたみたいで、それに対する会社の対応でグループリーダーから平社員に降格させられる懲戒処分が出されそうなんですぅ~…
アバター画像
アバター画像
え?…なんだ”かっちゃき”に来たんじゃねーのか…で、何だって?…職場いじめのでっち上げ被害に遭ったって?…
そーなんですよ…トルティーヤ先生、どーしたらいいと思います?
アバター画像
アバター画像
なるほどね…職場いじめの冤罪で懲戒処分を受けそうになってるってことね…まあ、そういう場合は「会社」に対して「懲戒処分の撤回を求める」のと同時に「職場いじめのでっち上げに適切に対処するよう求める」のが一般的な対処法になるかな…。もちろんその「職場いじめをでっち上げた本人」に対して慰謝料なんかの損害賠償請求をすることも可能だけどね…

会社に対して処分の撤回や適切な対処を求める場合

「会社」に対して「懲戒処分の撤回を求める」のと同時に「職場いじめのでっち上げに適切に対処するよう求める」ってどーゆーこと?
アバター画像
アバター画像
それは「会社」に対して「懲戒処分の撤回を求める」行為と、「会社」に対して「職場いじめのでっち上げに適切に対処するよう求める」行為の2つに分けて考える必要があるんだけどね…

(1)会社に対して「懲戒処分の撤回を求める」場合

アバター画像
「懲戒処分の撤回を求める」っていうのは、まず『まにゃったん』のケースでは「職場いじめのでっち上げ」によって『まにゃったん』が「グループリーダー」の任を解かれて「平社員」に「降格」させられようとしてるっていうんだから、それは会社が「職場いじめの制裁」として『まにゃったん』に「降格」の懲戒処分を与えようとしているってことになるんだけどね…
アバター画像
…で、会社が従業員に懲戒処分を与えようとする場合は、その懲戒事由と処分の内容が”就業規則に明記”されて「使用者が労働者を懲戒することができる場合」でなければならないし、仮にその懲戒事由が就業規則に明記されてその懲戒事由が労働契約(雇用契約)の内容になっていたとしても、その懲戒事由によって懲戒処分をすることに「客観的に合理的な理由」と「社会通念上の相当性」がなければならないって法律で明確に定められてるから(労働契約法第15条)、その法律で定められた要件が満たされていない限り会社の懲戒処分は「無効」になるって考えられるんだ。

労働契約法第15条

使用者が労働者を懲戒することができる場合において、当該懲戒が、当該懲戒に係る労働者の行為の性質及び態様その他の事情に照らして、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、当該懲戒は、無効とする。

ん~…つまりどーゆーこと…?
アバター画像
アバター画像
つまり…正確なところは『まにゃったん』の会社の就業規則を実際に確認しないとわからないんだけど、ほとんどの会社では「素行不良で会社内の秩序または風紀を乱したとき」っていう懲戒事由が就業規則に明記されてるのが一般的だから、もし本当に『まにゃったん』が部下をイジメたっていうんだったら「その職場いじめ」によって「素行不良で会社内の秩序または風紀を乱したとき」に該当することになるから会社が『まにゃったん』に「降格」の懲戒処分を与えることも認められることになるんだけど…
…でも、わたしイジメてなんて…
アバター画像
アバター画像
…ただ『まにゃったん』が実際に部下をイジメた事実は無くて、その「職場いじめ」の申告は虚偽の申告に基づくものだから、『まにゃったん』が「素行不良で会社内の秩序または風紀を乱した」っていう「客観的で合理的な理由」は存在しないし、そういった「嘘の申告」で懲戒処分を受けてしまうのは「社会通念上の相当性」もないといえる。
……?
アバター画像
アバター画像
…ってことは『まにゃったん』が受ける予定になってる「降格」の懲戒処分は労働契約法第15条の要件を満たさない違法な懲戒処分ってことになるから、仮に会社から「職場いじめをした」ってことを理由に「降格」の懲戒処分を受けたとしても、『まにゃったん』は会社に対してその降格の懲戒処分の無効を主張して処分の撤回を求めることができるって考えられるんだよ。
なるほど…職場いじめをした事実がないのに会社が「職場いじめをした」って認定して懲戒処分を出したとしても、その会社が出した懲戒処分自体が違法ってことになるからその無効を主張して撤回を求めることもできるってことになるんですね…
アバター画像

(2)会社に対して「職場いじめのでっち上げに適切に対処するよう求める」場合

じゃあ「職場いじめのでっち上げに適切に対処するよう求める」ってゆーのは具体的にどういうことなんですか?
アバター画像
アバター画像
「職場いじめのでっち上げに適切に対処するよう求める」っていうのは、『まにゃったん』は実際にはありもしない「職場いじめ」という虚偽の申告を理由にして会社から懲戒処分が出されるという事実上の不利益を受けて困っているわけだから、会社に対して「職場いじめのでっち上げに対して適切に対処しろ!」って要求することができることになるんだ。
ん~?…どーゆーこと…?
アバター画像
アバター画像
…つまりどういうことかっていうと、労働契約法の第5条では使用者の「労働者に対する安全配慮義務」が規定されていて、そこでは使用者(会社)は労働者(従業員)が精神や身体の安全を確保して勤務することができるよう必要な配慮をすることが義務付けられてるんだけど…

労働契約法第5条

使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。

アバター画像
『まにゃったん』が「職場いじめの冤罪」によって降格の懲戒処分を受ける(かもしれない)っていう状態で悩んでいるってことは、『まにゃったん』はその「職場いじめのでっち上げ」という行為によって「その生命、身体等の安全を確保しつつ労働すること」ができない状態に置かれているっていうことが言えると思うんだ。
…たしかに、今回の件でトラブルに巻き込まれてから毎日不安にさいなまれて夜も眠れないな…
アバター画像
アバター画像
…ってことは、会社はその「職場いじめのでっち上げ」の申告自体を止めさせるよう必要な配慮をしなければならないことになるよね?…だって労働者への安全配慮義務違反が労働契約法第5条に明確に定められてる以上、会社は『まにゃったん』が「職場いじめの冤罪」っていう悩み事に巻き込まれないで安心して仕事ができるように必要な配慮をしなければならないんだから…
なるほど…私が「職場いじめのでっち上げ」に巻き込まれて悩んでるってことは私が会社で「生命、身体等の安全を確保しつつ労働すること」ができていないってことになるから、会社はその原因になってる「イジメられたっていう虚偽の申告」を止めさせるような適切な対応を取らないといけないってことになるんですね…?
アバター画像
アバター画像
そうだね。会社には労働契約法第5条によって「労働者の安全配慮義務」が求められてるから、『まにゃったん』の受けた「職場いじめの冤罪被害」に対して適切な対処を取らなければならない義務がある。だから『まにゃったん』は会社に対して「職場いじめのでっち上げに適切に対処しろ!」って要求することができるって考えられるんだよ。
なるほど~…私の部下の猫は私から「いじめを受けた」って私の上司に虚偽の申告をして「職場いじめに適切に対処しろ!」って求めてるんだろうけど、その逆に私からも上司に「職場いじめのでっち上げに適切に対処しろ!」って求めることができるってことになるんですね?
アバター画像
アバター画像
ま、そんな感じだね…

(3)「職場いじめのでっち上げ」に対する具体的な対処法

会社に「懲戒処分の撤回を求め」たり「職場いじめのでっち上げに適切に対処するように求め」ることができるってことは理解できたんですけど、具体的にはどういった対処法を取ればいいんですか?
アバター画像
アバター画像
具体的にはまず「職場いじめの事実」が存在しないことを上司や会社に説明して懲戒処分に「客観的合理的な理由」がないことを理解してもらったり、会社に「職場いじめのでっち上げ」に適切な対処を取る義務があることを説明して理解してもらうことが必要になるんだろうけど…
アバター画像
…それでも会社側がその「職場いじめのでっち上げ」をしている労働者の意見だけを採用して『まにゃったん』への処分が止まない場合は「労働局に紛争解決援助の申立」をしたり「弁護士や司法書士に依頼して裁判」をするとか法的な手続きを採るしかないんじゃないかな…
ろーどーきょく?…
アバター画像
アバター画像
そう労働局。労働局の「紛争解決援助の申立」の手続きを使うか、弁護士とかに依頼して裁判所で「裁判」をするかして救済を求めるしかないと思うんだけど、労働局の紛争解決援助の手続とか弁護士に依頼して裁判をするとかいう方法は、前に『まにゃったん』が会社でいじめられたって話で相談に来た時に説明したはずなんだけど覚えてないかな…?
えっ?そーでしたっけ?ちょっと待ってくださいよ、確かスマホに記録しといたはずなんだけど…
アバター画像
アバター画像
…ってそれ肉球じゃねーかよ!!
え?ネコ界隈では肉球でインターネッコに接続できるんですよ。トルティーヤ先生、猿のくせに知らなかったんですね?
アバター画像
あ~このページか…ほんとだ!詳しく説明してもらってましたね!
アバター画像

▶ 職場いじめの対処法(会社を訴える場合)

アバター画像
その時に説明したのは「まにゃったんが職場でいじめられた」っていう場合の対処法だけど、労働局に紛争解決援助の申立したり弁護士を雇って裁判する場合の方法は今回のように「職場いじめのでっち上げ」の場合も同じように使えるから、その肉球…いやスマホのページをもう一度確認してみたらいいんじゃないかな…
アバター画像
今回の「職場いじめのでっち上げ」の場合も「職場いじめの事実」は存在しないんだから、労働局に対して「懲戒処分に該当する事実がないのに会社から一方的に降格の処分与えられたから撤回するように指導してください」とか「職場いじめのでっち上げという不当な行為を止めさせるよう会社に指導してください」っていう「紛争解決援助の申立」や「あっせんの申請」をすることができるし、弁護士や司法書士に依頼して「会社は職場いじめという客観的合理的な理由がないのに行った降格の懲戒処分を撤回しろ」っていう訴えを裁判所に起こすこともできると考えられるんだよね。
なるほどね…「職場いじめのでっち上げ」」で不当な懲戒処分を受けた場合はまず会社側にその職場いじめが冤罪であることを説明するのが先決で、それが会社側に受け入れられない場合は労働局で「紛争解決援助の申立」をするか、弁護士や司法書士に依頼して「裁判」をするしかないってことか…
アバター画像

「職場いじめをでっち上げた本人」に対して慰謝料請求する場合

「職場いじめをでっち上げた本人」に対しては何かできないんですか?…
アバター画像
アバター画像
「職場いじめをでっち上げた本人」に対して何らかの責任を取ってもらいたいっていうんだったら、慰謝料を請求するしかないんじゃないかな…?
いしゃりょー…?
アバター画像
アバター画像
うん…慰謝料。『まにゃったん』のケースだとその部下に「職場いじめされた」って「虚偽の申告」をされたことによって「懲戒処分を受ける」っていう不利益を受けそうになって実際にこうして悩んでるわけだから、その分だけ精神的な苦痛を受けているわけだよね?…
ですね…確かに精神的な苦痛を受けてるってことは言えますね…
アバター画像
アバター画像
だったら、その部下の猫が行った「職場いじめのでっち上げ」っていう行為と、『まにゃったん』の受けた精神的な苦痛に因果関係が認められるわけだから、その「職場いじめのでっち上げ」をした猫の行為は民法709条の不法行為を構成するっていえる。だから、その「職場いじめの冤罪」の被害者である『まにゃったん』はその加害者である「職場いじめのでっち上げ」をした猫に対して不法行為に基づく損害賠償請求ができるってことになるんだよ。

民法709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

なるほど~…「職場いじめのでっち上げ」って言っても法律的には不法行為っていうれっきとした違法行為にあたるから、その「職場いじめの冤罪被害」で精神的な苦痛を受けたり降格などの実質的な不利益を受けたってことを理由にして、その「職場いじめのでっち上げ」をした本人…じゃなくて本猫に慰謝料を請求することもできるってわけなんですね…?
アバター画像
アバター画像
そうだね。ただ慰謝料請求は弁護士とか司法書士の法律の専門家でないと難しい面があるから、実際にその「職場いじめのでっち上げ」をした猫に損害賠償として慰謝料を請求する場合は弁護士か司法書士に相談して手続きを依頼するしかないかもしれないね。
なるほど~…「職場いじめのでっち上げ」をした本人…じゃなかった本猫に慰謝料請求したい場合は弁護士とかに依頼する必要があるのか~…
アバター画像

エピローグ

アバター画像
まあ、職場いじめの冤罪被害にあった場合の対処法としてはこんな感じになると思うけど…どう?ある程度は理解できた…?
そうですね…ある程度は理解できたと思います…あとは…とりあえず上司に今回の職場いじめが本当はでっち上げだってことをよく相談してみようと思います…で、それでも降格されそうになったら…
アバター画像
アバター画像
ま、その時はその時でまた来てくれたらいつでも相談に乗ってあげるからさ…それにこういうケースは上司に説明を尽くすことであっさりでっち上げってことがわかる場合も多いからあんまり心配する必要もないかも……ってウキキィ?
アバター画像
やべっ!…もうこんな時間かよ!…もうそろそろ近所のガキが”かっちゃき”に来る時間だからさ…え?…かっちゃき知らないの?…かっちゃきって引っ掻くって意味だよ…いや、今日は近所のガキが「ローソクよこせ」「ついでにお菓子もよこせ」って言いに来る日になってるからお菓子用意しとかないとまずいんだよね…用意しとかないと”かっちゃかれ”ちゃったり最悪だと嚙みつかれちゃう可能性もあるからさ…だからもういいかな?お菓子の準備とかあるからさ…じゃネコさんまたねっ!ウキキッキィーっ!!
ローソクだ~せ~だ~せ~よ~ だ~さ~ないと~かっちゃくぞ~ おま~け~に~嚙付くぞ…あれ?…何で私この歌知ってるんだろ……
アバター画像
広告

私のために誰かのためにシェアする

別れ際、ついでにフォローする

トップへ戻る